2017年の世界経済

世界全体を経済圏とした世界経済の動向は、それぞれの国と国の間の経済圏である国際経済や、その国ごとの経済圏である国民経済に対しても広く影響を及ぼすものであり、こうした事により、毎年の初めにはその年の世界経済がどのようになっていくのかという見解や推察などが、様々な経済メディアを賑わせることになります。

2017年となる今年についても、2016年に起こった様々な事柄がそのまま、大きな影響力を持ったまま、引き続いて強い関心を持たれています。

2016年には後半から、世界経済に大きく影響を及ぼす出来事が多く発生し、そのうちの一つがヨーロッパ連合であるEUからの離脱を巡り、イギリスで国民投票を行った結果、離脱派が勝利して、EUからの脱退するという方向性が決まりました。
これにより、世界の金融市場は大きく動揺し、世界で同時株安が発生することになりましたが、このような事により世界経済が動揺することは、世界経済そのものがまだ不安定状態にあるという事の表れの一つでもあります。

こうした敏感な状態にある世界経済にとっては、中国の景気の動向も大きな要素と一つになっていて、成長率は四半期の集計で3期連続の低下をしており、また輸出も低迷していることから、中国に大きな金融不安が生じた場合には、世界経済にとっても大きなリスクを呼ぶ可能性があります。

また、イギリスのEUの離脱に関しても、この動きによってヨーロッパ内のEU離脱派の国において反EUの運気が高まり、経済市場の信用不安が再び起こるというリスクがあります。
スペインではイギリスの後に総選挙が行われましたが、この際にも反EUの流れを組む政党がその勢力を強める結果となりました。
これに続いて2017年には、EUの経済的な主要国であるフランス、ドイツ、オランダでもそれぞれに国政選挙が予定されているために、その動向によっては、反EUの流れは今後も増す待つ強くなり、その金融不安もより大きなものになる可能性が出てくるのです。

さらに、2016年には世界経済に大きな影響力を持つアメリカにおいて大統領選挙が行われて、新しくドナルド・トランプ氏が次期大統領に選考をされ、2017年より大統領に就任することとなっています。

トランプ大統領は規制緩和により景気を刺激し、経済の活性化することを狙っており、これによって経済が好調になったとしても、政府の財政は悪化することになり国債が大量に発行されることになる可能性がある。
さらにアメリカの中央銀行は金利の引き上げも狙っているために、基軸通貨である米ドルの金利変動は為替相場に大きな影響を与える事にもなると考えられるために、2017年の経済の動向は、さまざまな不安定な要素を抱えていると考えられています。